SEO対策に注力するサイトで記事を公開する場合、「更新頻度が高い方が有利なのではないか」と思っていませんか?もしかしたら、毎回多数のコンテンツを配信しているメディアやサイトを見ているうちにそう思ってしまうかもしれません。
そこで今回は、SEO的にサイトの更新頻度が高い方が良いのかどうかを解説します。SEO対策の正しい知識を身に付けて、検索エンジンで上位表示を狙いましょう。
目次
更新するとはどういうことなのか
そもそも「記事を更新する」とはどういうことなのでしょうか?
「記事を更新する」とは、今ユーザーが求めている内容を記事に記載することです。つまり更新日を変えたり、既存記事の文字や言い方をただ変えるだけでは更新したとは言えません。適切に更新された記事には、いま読者が知りたい内容や解決したい内容が詰まっています。
細かい文章テクニックではなく、もっと根幹にある「いま読者が求めている内容に変更すること」が、本当の意味での更新作業です。
SEOに重要なのは更新頻度よりも質
SEOと更新頻度の関係についてですが、記事の更新頻度は、間接的な影響こそあっても直接的な影響はないとされています。単に更新頻度を高くするだけでは、検索エンジンで順位が上がりません。
SEOで高い評価を受けるには、更新頻度よりも記事の質が重要です。記事の質が良いかどうかの基準は、Googleが公式ガイドラインで定めている通り、ユーザーの利便性を最優先に考えているかどうかです。そのため、徹底して読者目線に立って、記事の質を高めることを優先して考える必要があります。
例えば、「料理のレシピ」を調べたいときに、野菜の切り方や、次の工程に移るタイミングなどが文章で説明されているだけよりも、写真も交えて説明してある方が参考にしやすいですよね。
また、食品の「賞味期限」を知りたいだけなのに、文字数を増やすために、その食品の起源は?や名産地は?などの情報が載っていると不必要な情報に感じてしまいます。
ユーザーは何を一番求めているのか、知りたいのかということを第一に考え情報を載せることが大切になります。
また、ユーザー目線である質の高い記事であれば、被リンク(外部サイトから自社サイトに向けられたリンク)の獲得により、より多くの人に記事を読んでもらえる可能性が高まります。被リンクは読者が満足してくれた証拠であり、正当な方法で被リンクが集まったサイトは検索エンジンでも高く評価されるでしょう。
記事は更新頻度よりも質を高めることに注力していく方が、SEO対策として賢明です。
記事の更新日について
特に時事ネタやトレンド、流行りの情報などを掲載する場合は、ユーザーの訪問数や検索順位に影響を与え、上位表示しやすい傾向にあります。ユーザーは「今」どうなっているのかを知りたいので、古い情報が掲載されているサイトは徐々に順位が下がっていってしまいます。
新しい情報を載せていることをユーザーに伝えるためにも、記事の更新日が表示されるようにし、ユーザーニーズは時間の流れとともに変化していくため、古い記事をそのままにせず、常に更新し続けることが重要です。
サイトやブログのリライトや追記について
SEOで高い評価を得るためには、読者の視点に立ち、悩みや問題を解決してあげられる記事を書く必要があります。一度、メディアなどに記事を掲載してからも定期的に情報を見直して、アップデートしていくことが重要です。
ここでは、記事のリライトや追記におけるコツを紹介するので、サイトやブログの更新に役立ててみてください。
情報を最新のものにする
長年運営していれば全く手を付けず、ずっと載せたままになっている記事もあるのではないでしょうか。古い記事は情報も古くなっている可能性があるので、最新情報に書き換えましょう。内容をリフレッシュさせれば読者の利便性が高まり、SEO効果もアップします。
文字数を増やせば良い訳ではない
誤解している方も多いですが、「文字数を増やす=良い記事」にはなりません。読者が知りたいのは、悩みや問題を解決してくれる情報です。もちろん必要な情報を詰め込んだ結果、文字数が多くなることはありますし、役立つサイトも複数あります。
しかし、文字数を増やすことだけに捉われてはいけません。あくまでユーザー目線に立って、必要な情報だけを読みやすくまとめることが重要です。
上位表示しているページの確認
検索エンジンの上位表示を見ると、読者が求めている情報が分かります。
リライトや追記を行う時は、競合となるサイトを見て「どのような内容が書かれているのか」、「ユーザーは今どんな情報を求めているのか」を確認し、その情報が網羅できるようなページを作りましょう。
上位表示される傾向が理解できると、SEO対策も効果的に進められます。
サイトやブログ更新に最適なタイミングは?
リライトやブログ記事の追記は、定期的に行っていくようにすると良いでしょう。
記事の更新頻度を上げてもSEOには直接影響しませんが、古い記事を更新すると検索エンジンから古い情報を放置せず、定期的に情報を更新していると認識され、クロール(検索エンジンが一つひとつサイトを巡回して情報を収集するシステム)の頻度が上がる可能性があります。
定期的な更新をしても検索順位が一気に上昇するとは限りませんが、間接的なSEO対策につながります。コツコツと過去記事を見直して、記事を書き直していくことが大切です。
サイト更新にお困りの方へ
ホームページは作って終わりではありません。アクセスやお問い合わせを増やすためには、サイトの更新を行いしっかりと運用していくことが大切です。株式会社エッコでは、12年のSEOのノウハウや専門知識を元に、ユーザーの利便性を第一に考えたご提案をさせて頂きます。
サイト更新にお悩みのある方や、なかなか更新に手が回らないという方は、ぜひ一度ご相談ください。